「ゾニサミド(コンセーブ錠・エピレス錠)の効果や副作用について知りたい」
「ゾニサミド(コンセーブ錠・エピレス錠)やミダゾラム鼻腔内投与は、てんかん治療にどの程度有効なのか体験談を参考にしたい」
「ミダゾラム鼻腔内投与の使用方法がよくわからないから解説してほしい」
はじめまして。
てんかんを患っている愛犬ちょちょと暮らして9年になる飼い主のりあです。
突然てんかん発作が悪化して一時辛かったけれど、ミダゾラム鼻腔噴霧液とゾニサミドの併用投与によって、今は穏やかに暮らせているちょちょです。
「てんかん」はある日突然発症し、その後一生付き合っていかなければならない病気です。
我が家の愛犬も引っ越しを機にてんかん発作の症状が悪化し、どうしたらいいのかとても困りました。
そんなときに獣医師から勧められたのが、「ミダゾラム鼻腔内投与」と、「ゾニサミド(コンセーブ錠・エピレス錠)」でした。
この記事では、緊急坐薬「ミダゾラム鼻腔内投与」と抗てんかん薬「ゾニサミド(コンセーブ錠・エピレス錠)」について、実際に投与している私が体験談を交えてご紹介します。
- ミダゾラム鼻腔内投与の効果・副作用・使用方法・値段
- ゾニサミド(エピレス錠)の効果・副作用・値段
- 犬の抗てんかん薬を通販で購入する場合のメリット・デメリット
- 抗てんかん薬と血中濃度測定について
- 我が家の体験談
- 名前 ちょちょ
- 犬種 ダックスフンド
- 性別 メス
- 年齢 不明(老犬)
- 病名 てんかん
犬のてんかんとはどんな病気?サクッと解説
犬のてんかんとは、中枢神経系の疾患の一種で、脳の神経細胞の異常な放電によって発作を起こす病気です。
犬のてんかんは原因も様々で、遺伝的な要因、脳の病気、代謝異常などが考えられています。
治療は可能ですが、完治することは難しい難治性の病気です。
治療方法には、薬物療法や手術などがあります。
「犬のてんかん」については、こちらの記事でより詳しく解説しているのでよかったら読んでみてください。
「ミダゾラム鼻腔内投与」とは?効果・副作用・使用方法を解説
ミダゾラムとは、てんかん発作や筋肉緊張を抑える効果がある薬剤です。
投与方法は、口からの服薬や注射などがありますが、近年では鼻腔内投与が注目されています。
ミダゾラム鼻腔内投与は、犬の鼻から薬剤を吸入させる方法で、注射や経口投与に比べて効果が早く、急な発作にも対応できるため、緊急時の治療法として利用されています。
ミダゾラムは中枢神経を抑制する薬剤であるため、投与量や投与方法を誤ると副作用が発生する場合があります。
主な副作用としては、眠気、失神、脱力感、呼吸抑制、体温低下などが挙げられます。
ミダゾラム鼻腔内投与のメリット・デメリット
「ミダゾラム鼻腔内投与」には以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット1:注射や経口投与に比べて効果が早い
「ミダゾラム鼻腔内投与」は、吸入によって効果が早く現れるため、犬の状態が悪化する前に発作を抑えることができます。
また、静脈注射よりも安全性が高く、副作用のリスクも低いです。
メリット2:急なてんかん発作にもすぐに対応できる
「ミダゾラム鼻腔内投与」は、自宅で管理・保管しておくことが可能なので、急なてんかん発作にもすぐに対処することができます。
何本か常備しておくことで、動物病院が長く閉院してしまうGWやお盆、年末年始の緊急時にも備えることができます。
メリット3:取り扱い方法が簡単
「ミダゾラム鼻腔内投与」は、薬剤の入った噴射器を愛犬の鼻に向かって噴射するだけなので、飼い主さんでも安全かつ簡単に投与することができます。
デメリット1:長期間の使用には向かない
「ミダゾラム鼻腔内投与」は、急性てんかん発作時の緊急治療に使用される薬なので、長期的な使用には適していません。
デメリット2:長期投与により効果が低くなる可能性がある
「ミダゾラム鼻腔内投与」は、長期間投与を続けることによって耐性が出来てしまい、効果が低くなる可能性があります。
デメリット3:使用期限が短い
「ミダゾラム鼻腔噴霧液」を自宅で保管する場合、使用期限は半年程となります。
噴射用の傘以外は総入れ替えとなるため、薬を取りに行く手間とコストがかかります。
【体験談】愛犬にミダゾラム鼻腔内投与を試してみた
我が家の愛犬は引っ越しを機にてんかん発作をが頻発するようになってしまいました。
そろそろ腹を括って抗てんかん薬による治療を始めようかと思い獣医師に相談したところ、「ミダゾラム鼻腔内投与」を提案されました。
使用方法が簡単で、重篤な副作用がでる危険性もほぼ無いということなので、私は1本処方してもらうことにしました。
初めてミダゾラム鼻腔内投与をおこなったときの状態:我が家の愛犬の場合
動物病院で「ミダゾラム鼻腔内投与」を処方してもらった約2か月後、愛犬がてんかん発作を起こしてしまったため早速使用してみました。
これさえ投与すれば、すぐにてんかん発作が治まると思っていた私の期待は、一気に不安へと転じます。
いつものてんかん発作ならば、3分程でけいれんが治まるのに、愛犬の様子がどんどんおかしくなり始めます。
けいれん自体はすぐに治まったのですが、けいれんが治まった後も、
- カーペットがべとべとになるくらいの大量のよだれを垂らし続ける
- ふらつきながら歩き、時折腰が抜けたようにズルっと座り込む
- 目に涙を溜めながら、ぼーっとしている
などの状態が10分以上も続いたため、動物病院に緊急で診てもらうことに。
診察の結果、
初めて「ミダゾラム鼻腔内投与」を受けたことによる副作用
と判明。
「ミダゾラム鼻腔内投与」に限らず、坐薬タイプの抗てんかん薬の場合、最大で3時間程度、
- 大量のよだれ
- ふらつき
- 眠気
- 脱力感
といった副作用が出ることがあります。
けいれんが治まっていれば、薬の効果自体は発揮されているので、自宅で様子を見ても問題ありませんが、症状が酷い場合や、2回目投与以降もこのような副作用が1時間以上続く場合は、薬が合っていないか、投与量が多い可能性が高いので動物病院を受診しましょう。
また、失神・呼吸低下・体温低下が見られた場合は、重篤な副作用(アナフィラキシーショック)の可能性もあるため、すぐに動物病院を受診しましょう。
ちょちょの場合は投与量が少し多かったみたいで、2回目以降は処方量を減らしてもらいました。
その後も愛犬は何度かてんかん発作を起こし、その都度「ミダゾラム鼻腔内投与」を行っていますが、投与量を減らしてもらってからは、5分程ふらつきが残る程度で副作用はかなり軽減されました。
私個人としては、「ミダゾラム鼻腔内投与」という選択肢が増えたことはとても良かったと思っています。
理由は、
- 愛犬がてんかん発作を起こしても、投与後1~2分でけいれんが治まるようになった
- 愛犬がけいれんで苦しむ時間が大幅に短縮された
- 自宅に緊急薬を常備しておくことで万が一のときにすぐに対処することができる
などのメリットが大きいからです。
「ミダゾラム鼻腔噴霧液」は、保管も使用方法も簡単で、万が一のときにはとても心強いお守りとなってくれます。
気になる飼い主さんは一度かかりつけの動物病院で相談してみることをお勧めします。
ミダゾラム鼻腔内投与の使用方法
ここからは、写真付きで「ミダゾラム鼻腔内投与」の使用方法を解説していきます。
なお、セット内容に関しては動物病院によって違いがありますのでご留意ください。
- 薬剤入りの噴射器:1本
- 噴射用傘:1個
- 噴射用傘は再利用可能なので捨てないようにしましょう!
※写真は再現用のため噴射用傘をつけていません
てんかん発作を起こしている犬に噴射器を近づけると、犬が反射的に噛みつく危険性があるので、このようにマズルを軽く押さえて噴射すると比較的安全に投与することができますよ。
てんかん発作が酷い状態で、鼻に噴射するのが難しい場合はどうしたらいいの?
どうしても鼻への噴射が難しい場合、口の中に噴射しても問題無いと愛犬のかかりつけ獣医師よりアドバイスを受けています。
ただその場合、薬の効果が出るまでに時間がかかってしまったり、効果が半減してしまうことがあるのでご注意ください。
ミダゾラム鼻腔内投与の値段
「ミダゾラム鼻腔内投与」の値段は、保険適用外で1回分1,500円~3,000円程度となります。
この他に診察料や、処方料、器具代がかかります。
≪参考:我が家のかかりつけ動物病院の診療費明細書≫
「ゾニサミド(コンセーブ錠・エピレス錠)」とは?効果と副作用を解説
ゾニサミドは、犬のてんかんの治療に使用される抗てんかん薬の1つです。
ゾニサミドは、脳内の神経伝達物質であるグルタミン酸の放出を抑制することにより、てんかん発作を抑制します。
犬に投与する場合、口から服用することができる錠剤が一般的です。
主な副作用としては、嘔吐、下痢、食欲不振、脱力感、異常行動(興奮、不安、攻撃性)などが挙げられます。
コンセーブ錠・エピレス錠はどちらもゾニサミドを有効成分とする抗てんかん薬になります。
名前が違う理由は、販売している製薬会社が異なることによる商品名の違いです。
ゾニサミド(コンセーブ錠・エピレス錠)のメリット・デメリット
ゾニサミド(コンセーブ錠・エピレス錠)には以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット1:効果が高い
ゾニサミドは、血中濃度が4~5日で安定域に入るケースが多いため、犬のてんかん発作を抑制する効果が高いとされています。
他の抗てんかん薬で十分な効果が得られなかった場合、ゾニサミドに変更することで効果を得られる可能性があります。
メリット2:副作用のリスクが低い
ゾニサミドは、他の抗てんかん薬に比べて副作用のリスクが低いとされています。
特に、肝機能に与える影響が少なく、肝臓に障害がある犬にも、獣医師の管理の元、慎重に投与すれば使用することができます。
メリット3:他の抗てんかん薬と併用可能
ゾニサミドは、他の抗てんかん薬と併用することができます。
他の抗てんかん薬で十分な効果が得られなかった場合、ゾニサミドを追加することで効果を得られる可能性があります。
デメリット1:異常行動のリスクがある
ゾニサミドを使用することで、犬の異常行動(興奮、不安、攻撃性)が起こることがあります。
これらの症状が現れた場合には、投与量を調整したり、他の抗てんかん薬に切り替える必要があります。
デメリット2:稀に重篤な副作用が起こることがある
ゾニサミドを使用することで稀に筋肉の萎縮、肝機能障害、腎機能障害などの重篤な副作用が起こることがあります。
これらの症状が現れた場合には、投与を中止し、獣医師に相談する必要があります。
デメリット3:長期投与により効果が低くなる可能性がある
ゾニサミドは、長期投与によって効果が低下する可能性があるとされています。
具体的には、ゾニサミドが脳内のカルシウムチャネルに作用して、てんかん発作を抑制するため、長期間使用することでこの作用が弱くなる可能性があるとされています。
ただし、全ての犬に対してこのような効果低下が起こるわけではありません。
犬の個体差や病歴・病状によって効果低下のリスクは異なります。
また、効果低下が起こった場合でも、投与量を調整することで効果を回復することができる場合があります。
【体験談】愛犬にゾニサミド(エピレス錠)を投与してみた
我が家の場合、愛犬に抗てんかん薬を投与するタイミングを以下のように決めていました。
- 重積発作を起こしたとき
- ひと月の間に3回以上てんかん発作を起こしたとき
- 1日に2回以上てんかん発作を起こしたとき
2022年5月に「ひと月の間に3回以上てんかん発作を起こした」ため、抗てんかん薬の服用を開始することにしました。
かかりつけ動物病院の獣医師より、病院で取り扱っている抗てんかん薬の説明を一通り受け、私は副作用リスクが低く、血中濃度が安定域に入るのが早い「ゾニサミド(エピレス錠)」を選択しました。
まずは様子見として10日分処方して貰い、2022年6月1日から早速愛犬に服用させてみました。
副作用が出ないかとても心配でしたが、
初日から現在に至るまで副作用らしい症状は何も出ていません。
数ある抗てんかん薬の中でも副作用が少ないとは聞いていましたが、本当に何事も無く今に至ります。
勿論個体差がありますので、たまたま我が家の愛犬には全く副作用が現れなかっただけですが、薬を服用することで、愛犬に苦しい思いをさせるのでは…
と心配していたので、個人的には「ゾニサミド(エピレス錠)」を選択して本当によかったと思っています。
肝心の効果はというと、
「ゾニサミド(エピレス錠)」の服用を開始してから現在まで、一度もてんかん発作を起こすことなく過ごせています。
抗てんかん薬を服用する前までは毎月起こっていたてんかん発作が、嘘のようにピタリと止まったことに驚いたと共に、
もっと早く服用させてあげればよかった…
という申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
ゾニサミド(エピレス錠)の値段
「ゾニサミド(エピレス錠)」の値段は、犬の体重や投与量により、1日に必要な錠数が異なります。
あくまでも我が家の愛犬の場合になりますが、
- 小型犬(2.5~3㎏未満)
- エピレス錠10mgを半錠に割って、1日2回服用
という条件の元、1か月にかかる値段は、保険適用外で1,800円程度となります。
この他に診察料や、処方料がかかります。
犬の抗てんかん薬を通販で購入する場合のメリット・デメリット
結論から先に申し上げますと、犬の抗てんかん薬を通販で購入することはお勧めできません。
抗てんかん薬は、犬の体重や症状に合わせて適切な量を処方しないと、重篤な副作用を引き起こすリスクが高まります。
金銭的な事情により、どうしても動物病院で処方してもらうことが難しい場合、まずはかかりつけの動物病院に相談してみてください。
メリット1:手軽に購入できる
通販サイトは24時間営業しているため、うっかり抗てんかん薬を切らしてしまい急いでいる場合や、仕事でなかなか動物病院を受診する時間が取れない飼い主さんにとってはとても便利です。
また、注文後は自宅に薬が届くのを待っていればいいだけなので、出掛ける手間がかかりません。
メリット2:病院よりも値段が安い場合がある
通販購入の場合、動物病院と比較すると安い値段で抗てんかん薬を手に入れることができる可能性が高いです。
理由は、動物病院で処方してもらう場合、薬代以外に診察料や処方料が加算されますが、通販で購入する場合は加算されないのと、サイトによってはまとめ買いや定期購入をすることで割引が効くことがあるからです。
デメリット1:犬の症状や体調に合わない薬を購入してしまう危険性がある
通販で購入した抗てんかん薬が犬の症状や体調に合わなかった場合、症状が悪化したり、重篤な副作用が現れる危険性があります。
また、犬が他の薬を服用している場合や、てんかん以外の疾患を患っている場合、薬との相互作用によって症状が悪化する危険性もあります。
デメリット2:血中濃度測定ができない
通販で購入した抗てんかん薬は、正規の医療機関で処方されたものと異なる場合があります。
そのため、血中濃度測定ができない場合があります。
血中濃度測定ができないと、薬の効果や副作用を正確に把握できないため、犬の健康に悪影響を与える危険性があります。
デメリット3:偽薬や劣悪品を購入してしまう可能性がある
個人輸入により通販で販売されている抗てんかん薬は、正規の医薬品とは異なる偽薬や劣悪品である場合があります。
気が付かずに偽薬や劣悪品を投与してしまった場合、症状の改善が見られなかったり、重篤な副作用が現れる危険性があります。
ゾニサミドとフェノバルビタール:どっちがいい?
2023年現在、数ある抗てんかん薬のうち、最初に動物病院から提案される薬は「ゾニサミド(コンセーブ錠・エピレス錠)」と「フェノバルビタール(フェノバール錠)」が主流となっているようです。
私もかかりつけの動物病院から、この2つを最初に提案されました。
犬の抗てんかん薬で、ゾニサミドとフェノバルビタール、どちらが効果があるかは、犬の体質や状態によって異なります。
一般的に、ゾニサミドはフェノバルビタールよりも副作用が少なく、長期的な使用に適しているとされています。
ただし、犬種や症状、年齢、体重、健康状態などによって、フェノバルビタールの方が効果的な場合もあります。
一概にどちらが効果があるとか優れているとは言えないんだね。
下の表に「ゾニサミド」と「フェノバルビタール」の特徴について簡単にまとめてみました。
特徴 | ゾニサミド | フェノバルビタール |
---|---|---|
服用回数 | 1日2回 | 1日2回 |
価格 | 他の抗てんかん薬に比べて価格が高い | 他の抗てんかん薬に比べて価格が安い |
効果 | ガバペンチンに次いで効果が高い | 効果が高く、特に急性期に効果がある |
副作用 | 倦怠感、嘔吐、食欲不振、下痢など | 元気消失、ふらつき、多飲多尿、貧血、肝機能障害、腎機能障害、発疹などを起こす可能性がある |
投与期間 | 長期投与に適している | 短期間の投与が望ましい |
継続投与 | 継続投与をしても副作用が少なく、効果が維持されることが多い | 長期間の投与によって、副作用が増加することがある |
注意点 | 肝臓や腎臓の機能障害がある場合は、慎重に投与する必要がある | 他の薬剤との併用によって、副作用が増加する可能性がある |
血中濃度測定とは?何故必要なのかも解説
血中濃度測定とは、薬剤を投与した後に血液中の薬剤の濃度を測定する検査のことです。
犬に抗てんかん薬を投与する場合、血中濃度測定を行うことで、犬の体内での薬剤の代謝状態や排泄状態、効果や副作用を正確に把握することができます。
血中濃度が低い場合は、投与量を増やしたり、投与頻度を増やすことで、薬剤の効果を改善することができます。
一方、血中濃度が高い場合は、薬剤の副作用が出る可能性が高くなるため、投与量を減らすことが必要になります。
犬の状態、投与量、獣医師の考え方などにより異なりますが、初回の血中濃度測定は、抗てんかん薬服用開始後、1〜2週間から1か月後に行われるのが一般的です。
また、投与量変更後、抗てんかん薬の種類変更後など、薬物の血中濃度が変動する可能性がある場合にも受けることが推奨されます。
【体験談】初めての血中濃度測定
我が家は、抗てんかん薬の服用を開始してから1か月後の2022年7月に初めて血中濃度測定を受けました。
血中濃度測定の結果が出るまでは7~14日程かかるため、この日は検査だけ受けて帰宅しました。
7日後、病院から結果が出たと連絡を受けたので早速行ってきました。
幸いなことに、ちょちょの場合は血中濃度測定の結果も「基準値範囲内」で安定していることが証明されました♪
この後も半年に一回、血中濃度測定を受けているけれど、今のところA判定:「基準値範囲内」で安定しているよ♪
血中濃度測定の結果「参考基準値を軽度に超えている」場合は、もう1か月同じ抗てんかん薬を継続(場合によっては投与量を増加)し、次月、再度測定を行った結果をもって判断するようです。
「参考基準値を大幅に超えている」場合は、服用中の抗てんかん薬が効いていないと判断され、他の抗てんかん薬に変更することになります。
まとめ:ミダゾラム鼻腔内投与とゾニサミド(エピレス錠)はてんかんの犬に効果有!
あくまでも私個人の感想になりますが、「ゾニサミド(エピレス錠)」と「ミダゾラム鼻腔内投与」は、犬のてんかんにとても効果のある薬だと感じました。
両方とも副作用が全く無いわけではありませんが、今現在犬の抗てんかん薬として処方されている薬の中では、効果・即効性・副作用が少ないという点でかなり優れている部類に入っていると思います。