こんにちは。
ダックスフンドのちょちょと暮らして11年の飼い主りあです。
ちょちょだよ。
最近いつも食べているドッグフードが食べにくいって感じるんだ…
老犬を飼っていると、いつものドッグフードが「硬くて食べにくそう」と感じることが増えてきます。犬も歳を重ねるにつれて、歯や顎の力が衰え、消化機能も低下するため、硬いドライフードを噛んだり飲み込んだりすることが難しくなってきます。
こうした愛犬の変化に伴い、私自身も「無理なく食べられる方法はないか?」と悩み、色々と試行錯誤した結果、ドッグフードを砕いて食べやすくするという方法に辿り着きました。特別な道具を揃える必要はなく、キッチンバサミを使えば簡単に好みの大きさに調整できます。
この記事では、そんなキッチンバサミを使ったドッグフードの砕き方について詳しく紹介していきます。愛犬がより食べやすく、健康的な食事を楽しめるようになるアイデアをぜひ試してみてください!
- 老犬が硬いドッグフードを食べにくくなる理由
- ドッグフードを砕くメリット・デメリット
- ドッグフードを砕く道具としてキッチンバサミがおすすめな理由
老犬が硬いドッグフードを食べにくくなる3つの理由
老犬がドッグフードを食べることが難しくなる理由には3つの原因があります。
老犬になると、歯が抜けたり、歯茎が弱くなったりして、硬いものを噛む力が衰えてきます。特にドライフードのような硬いものは噛む負担が大きいため、食べるのに時間がかかって疲れてしまったり、痛みを伴うこともため、食欲自体が減少してしまうこともあります。
犬も年齢を重ねると消化器官が弱ってきます。特にドライフードのような硬い食べ物は消化に時間がかかり、胃や腸に負担をかけることがあります。老犬の場合、嘔吐や下痢の原因になることもあるので注意が必要です。
老犬になると歯周病を患っていたり、歯が抜けてしまっているコも多く、ドライフードを噛むたびに痛みを感じ、食欲自体が減少してしまうこともあります。
老犬のためにドッグフードを砕く3つのメリット
年を重ねた愛犬に、今までと変わらず快適に食事を楽しんでもらうための工夫の一つとして「ドッグフードを砕く」という方法があります。ここでは、その具体的なメリットを3つ紹介します。
ドッグフードを砕いて小さくすることで、老犬でも簡単に噛めるようになります。砕いたドッグフードは口の中で溶けやすくなるため、噛む力が弱くなってきた老犬でもスムーズに食べられるようになり、食欲が戻ってくる効果が期待できます。
老犬になると消化機能が弱くなるため、硬いドッグフードは胃や腸に負担をかけがちです。しかし、ドッグフードを小さく砕くことで消化器官への負担を軽減し、栄養の吸収も効率的に進むようになります。これにより、消化不良、嘔吐、下痢といったトラブルも防ぎやすくなり、体への負担を軽減できる効果が期待できます。
硬いドッグフードを食べることが老犬にとってストレスになっている場合、食事そのものが負担となり食欲が落ちてしまうことがあります。しかし、ドッグフードを砕くことで無理なくスムーズに食べられるようになり、食事が楽しい時間へと変わり、食欲が戻ってくることが期待できます。
ドッグフードを砕く前に知っておきたい3つの注意点
老犬のためにドッグフードを砕いてあげることは大切ですが、砕く際にはいくつかの注意点があります。ドッグフードの品質や愛犬の健康を守るためにもしっかり押さえておきましょう。
ドッグフードを砕くと空気に触れる部分が多くなるため酸化しやすくなります。
ドッグフードが酸化すると、フードに含まれている栄養価が低下するだけではなく、酸化した油が「過酸化脂質」という有害物質を生み出し、炎症や消化不良をといった健康リスクを引き起こす可能性があります。
我が家で1日3回、その都度砕いて与えています。
この後紹介する「キッチンバサミ」を使った砕き方なら、簡単&短時間でドッグフードを砕くことができるので是非チェックしてみてね♪
老犬の場合、砕いたドッグフードがあまりにも細かすぎると、むせたり、喉に詰まらせることがあります。特に粉状のものはリスクが高まるため注意が必要です。また、細かく砕きすぎると逆にストレスになってしまう可能性もあるため、愛犬に合った適度な大きさに砕いてあげる必要があります。
この点についても「キッチンバサミ」を使った砕き方なら、大きさの調整も自由自在&ドッグフードが粉砕してしまうこともないので問題なしです♪
細かく砕かれたドッグフードは犬の歯に挟まりやすくなり、歯周病や虫歯のリスクが高まります。特に老犬は歯が弱くなっているため、食後のケアをしっかりと行うことが重要です。
対策としては、食後の歯磨きやデンタルケアを習慣化することです。できれば毎食後が理想ですが、最低でも一日一回、就寝前にケアをしてあげましょう。
驚くほど簡単!キッチンバサミでドッグフードを砕く方法を動画でチェック
キッチンバサミを使ってドッグフードを砕く方法は、手軽で簡単にできるのが大きな魅力です。特におすすめなのが骨切りばさみです。普通のキッチンバサミよりも頑丈で、硬いドッグフードでも簡単に砕くことができます。
ドッグフードをキッチンバサミで砕くメリット4つ
キッチンバサミの最大のメリットは、好みの大きさにフードを調整できることです。犬によって食べやすいサイズは異なりますが、キッチンバサミなら愛犬にぴったりの大きさに砕くことができます。特に骨切りばさみは、硬いドッグフードでも簡単に砕くことができるのでおすすめです。
キッチンバサミ、特に骨切りばさみは、力が弱い方でも簡単にドッグフードを砕けるのが特徴です。骨切りばさみはその名のとおり、骨を切るために作られているため、刃が強力かつ厚く設計されています。これにより、硬くて丸みのあるドッグフードでもしっかり挟んで砕くことができます。また、刃の長さと持ち手のデザインにはてこの原理が取り入れられているため、弱い力でも簡単にドッグフードを砕ける仕組みになっています。
さらに嬉しいのがお手入れが簡単な点です。キッチンバサミなら使った後にさっと洗って乾かしておくだけなので衛生面も安心です。特別なメンテナンスも不要なので、お手入れが面倒くさいということもありません。
骨切りばさみは、耐久性があるにもかかわらず手頃な価格で購入できます。ドッグフードを砕くための特別な道具を買う必要はありません。
普段の料理でも活用できるからコスパも抜群です♪
ドッグフードをキッチンバサミで砕いてみた【実演動画有】
ここでは、私が実際にキッチンバサミを使用してドッグフードを砕く様子を動画で紹介しながら使用感などを解説していきます。
おぉ!すごく簡単そうにパキパキ砕けていくね!
めっちゃ簡単だし力も全然いらないよ♪
握力20ちょっとのアラフォー女でも簡単に砕けちゃいます♪
刃が厚くてしっかりしているから、砕いている最中にドッグフードがズレることもありません。
うっかり指を挟んでも、刃が厚いおかげで「痛っ!」と感じた時点でストップできるので指を切る心配はありません。見た目に反して意外と安全なんです(笑)
我が家は1回につき12gのドッグフードを食べさせていますが、全て砕ききるのに大体2~3分ほどかかります。
ドッグフードが粉になってない!
粒の大きさもみんないい感じに均一だね♪
これならちょちょも食べやすいよ♪
自分で大きさを調整して砕くことができるので、ドッグフードが粉砕してしまうこともありません♪
ドッグフードを簡単に砕く使いやすさ抜群のキッチンバサミ3選
ここからは、実際に私が使っているキッチンバサミも含めた、ドッグフードを砕くのにおすすめのキッチンバサミを3つ紹介します。どれも数千円というお手頃価格で購入することができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
LLAP
LLAPのキッチンバサミは、高硬度のステンレス鋼420J2を使用しており、耐久性と錆びに強い設計です。柔らかい野菜や厚い肉、硬い魚の骨や鶏の骨、カニの殻まで楽に切れる切れ味を持ち、料理がこれ1本で完結します。握りやすいハンドルと強力なバネにより、連続して硬い食材をカットしても手が疲れにくい設計です。また、左右対称のデザインで、左利きの方も快適に使用できます。
私が使っているのは、LLAPのキッチンバサミになります♪
本当に手が疲れないし、2年程使用していますが全く錆びてきません!
こんなに素晴らしい商品なのにお値段がなんと2000円以下!
ただこちらの商品、キッチンバサミ本体はとっても使いやすくて素晴らしいのですが、付属のケースが全く役に立ちません。
ケースに付属している磁石がキッチンバサミ本体の重さに対応していないようで、冷蔵庫などに貼り付けて使用すると高確率で落下してきます!
危ないので我が家では使わないときは引き出しの中に仕舞ってあります。
LIVINGO
LIVINGOのキッチンバサミは、高炭素ステンレス鋼で作られているため、耐久性があり壊れにくい構造です。また、チタンコーティングにより錆びに強く長く使用できます。人間工学に基づいたデザインで、滑り止めのグリップが手の疲れを軽減し、左利き・右利き両方に対応しています。また、食洗器にも対応しているので洗う手間も軽減できます。
LIVINGOのキッチンバサミは何と言っても多用途に使えること!
これ一本で、ナッツクラッカー、栓抜き、缶切り、マイナスドライバーなど様々な機能を備えています!食洗器対応なのも嬉しいポイントですよね♪
ただ多機能故、キッチンバサミとしては少々重いのがネック。
男性は気にならないようですが、女性からは「重い」という口コミが散見されています。
Sunnecko
Sunneckoのキッチンバサミは、ステンレス鋼にチタンコーティングが施されており、錆びや汚れに強く、刃もこぼれにくいのが特徴です。119gの軽量設計で手に負担をかけず、女性にも扱いやすいデザインです。さらに、簡単に分解できるため隅々まで洗うことができ、食洗機にも対応しています。
Sunneckoのキッチンバサミは、紹介した商品の中ではダントツの軽さです!
軽くても機能は申し分ありません!
食洗器対応なうえに、分解して洗えるのも清潔感が保てるので嬉しいポイントですよね♪
デザインもオシャレで高級感があり、一年間の保証も付いているのでプレゼント用としてもおすすめですよ♪
ドッグフードを砕くならどれが簡単?キッチンバサミ vs 定番道具を徹底比較!
老犬のために硬いドッグフードを砕くためのおすすめ道具としてキッチンバサミを紹介しました。ですが、他にもドッグフードを砕くための道具は沢山あるので、結局どの道具が一番簡単で効率的なのか迷ってしまいますよね?
私も「キッチンバサミ」という最適解に辿り着くまでに色々な道具を試してみましたが「コスパはいいけど理想の大きさに砕けない」「簡単に砕けるけど手入れが面倒」などどれも一長一短といった感じで道具選びには苦労しました。だからこそ、皆さんが迷う気持ちは本当によく分かります。
そこで、キッチンバサミと定番の道具たちを「力加減」「安全性」「調整力」「効率」「手入れのしやすさ」「価格」の観点から徹底比較してみました。あなたと愛犬にとってどの道具がベストなのか一緒にチェックしていきましょう。
キッチンバサミ (骨切りばさみ) | トンカチ | めん棒 | 包丁 | フードチョッパー | コーヒーミル | |
---|---|---|---|---|---|---|
力加減 | ほぼ不要 | ほぼ不要 | やや必要 | 必要 | 必要 | やや必要 |
安全性 | 概ね安全 | 概ね安全 | 安全 | 危険 | 安全 | 安全 |
調整力 | 自由度高 | 自由度低 | 自由度低 | 自由度中 | 調整不可 | 調整不可 |
効率 | 悪い | 良い | 良い | 悪い | ほぼ良い | ほぼ良い |
手入れの しやすさ | 簡単 | 簡単 | 簡単 | 簡単 | 面倒 | 面倒 |
価格 | 2,000円~ | 110円~ | 110円~ | 1,500円~ | 1,000円~ | 2,500円~ |
トンカチは100均でも手に入りやすく、手入れも簡単なのが魅力的な道具です。ドッグフードを砕くときは、ジップロックの中にフードを入れて叩くと飛び散り防止になります。ただし、力加減が難しくドッグフードのサイズが不揃いになりやすいのが難点。また、勢いよく叩くとキッチンボードに傷がついたり、大きな音で愛犬を驚かせてしまうだけでなく、時間帯によっては近所迷惑になる可能性もあるので注意が必要です。
めん棒も100均で購入可能で手入れも簡単な道具です。ドッグフードを砕くときは、ジップロックの中にフードを入れて叩くと飛び散り防止になります。ただし、意外と力が必要なうえに加減も難しく、ドッグフードのサイズが不揃いになりやすいのが難点。また、勢いよく叩くとめん棒本体が変形したり、キッチンボードに傷が付く可能性があります。叩くときの音も結構大きいので愛犬を驚かせてしまうだけでなく、時間帯によっては近所迷惑になることもあるので注意が必要です。
包丁はどの家庭にもあるので、初期費用0円ですぐに使うことができ、手入れも簡単です。ただし、包丁でドッグフードを砕く場合、一粒ずつしか切れないため効率があまり良くないのが難点です。また、ドッグフードは粒が丸く厚みもあるため、切るときに滑りやすく、誤って手を傷つけてしまうリスクがあります。さらに、飛び散りやすいので後片付けが少々面倒になることもあります。
フードチョッパーは、ドッグフードを一度にまとめて砕けるため効率が良く、手を汚さず作業できる点がメリットです。ただし、手動タイプは意外と力が必要で、ドッグフードのサイズが不揃いになりがち。また、電動タイプは力はいりませんが、威力の調整が難しいので、ドッグフードを粉状にしてしまう可能性もあります。そしてどちらのタイプもパーツが多いため、使用後に分解して洗う手間がかかります。
価格面は、電動タイプは初期費用が高め。手動タイプは100均で手に入るものもありますが、安価なものは威力が弱く、刃が破損するリスクがあるため、数千円台のしっかりした商品から選んだほうが安心です。
コーヒーミルは、ドッグフードを粉砕したい飼い主さんにはおすすめの道具です。ただし、コーヒー豆用のミルと併用するのは避けましょう。コーヒー豆のカフェインは犬にとって危険な成分で、少量でも中毒症状を引き起こす可能性があるため、使用する場合は必ず新品のコーヒーミルを購入するようにしましょう。
コーヒーミルもドッグフードを一度にまとめて砕けるため効率が良く、手を汚さず作業できる点がメリットですが、使用後の手入れには手間がかかる点がデメリットです。特に電動タイプは水洗いできないものが多く、専用の掃除道具が必要になってきます。
価格は、電動タイプは初期費用が高めなのに対し、手動タイプは550円程度から手に入るものもあります。しかし、安価なものは威力が弱く、刃が破損するリスクがあるため、数千円台のしっかりした商品から選んだほうが安心です。
まとめ:老犬のためにドッグフードを砕くならキッチンバサミがベスト!
老犬のために硬いドッグフードを食べやすいサイズに砕く方法を色々紹介してきましたが、簡単に扱うことができ、愛犬に適したサイズに確実に調整できるキッチンバサミが最もおすすめだと感じています。初期費用もかからず、本来の用途である調理道具としても使うことができるのでコスパも抜群です。
とはいえ、他に紹介した道具もそれぞれ優れた特徴がありますので、飼い主さんのライフスタイルや愛犬の食事スタイルに応じて選んでいただければと思います。この記事が、あなたと愛犬にとってベストな道具を見つける手助けになれたら嬉しいです。