
こんにちは。
老犬ダックスフンドのちょちょと暮らして12年の飼い主りあです。



ちょちょだよ。
今日はちょちょが腎嚢胞になってから取り入れている「かつおだし」ごはんを紹介していくよ☆
「腎臓病の犬が療法食を食べてくれない。どうすれば食べてくれるのか知りたい」
「犬に鰹節やかつおだしを与えても大丈夫?腎臓病や腎不全でも食事に取り入れていいの?」
そんな不安や疑問をお持ちの飼い主さんは多いと思います。
我が家の愛犬は2021年の健康診断で「腎嚢胞」と診断されたことをきっかけに療法食生活が始まりました。
しかし、最初は全く療法食を食べてくれず…
このままでは栄養不足で免疫力が落ち、病状を悪化させてしまうと感じ、獣医師と相談を重ねながら試行錯誤した結果、たどり着いたのが 「療法食にかつおだしをかける方法」 です。
我が家では発症した2021年から現在まで続けていますが、定期検査でも大きな異常はでておらず、体調も安定しています。
この記事では、犬に鰹節やかつおだしを与えても大丈夫かどうか、腎臓病や腎不全の場合の注意点、与え方や作り方までまとめて解説します。



「腎嚢胞」や「腎臓病や腎不全におすすめの療法食」については以下の記事で紹介しています。よければこちらも読んでみてください。
- 犬に鰹節やかつおだしを与えても大丈夫なのか
- 腎臓病や腎不全の犬にかつおだしを与えるメリットと注意点
- 腎臓病や腎不全の犬でも安心して使えるかつおだしの作り方
- かつおだしが使えないときの代替トッピング方法


りあ
- 犬の飼育歴20年以上 飼育頭数は4頭
- 保護犬飼育歴10年以上
- ご長寿犬飼育中(現在19歳)
- 病気と向き合い愛犬と幸せに暮らす情報を発信
- X(Twitter)フォロワー1600人以上
犬に鰹節やかつおだしを与えても大丈夫?腎臓病・腎不全の注意点
結論から言うと、鰹節そのものは腎臓病や腎不全の犬には向いていませんが、かつおだしなら少し与える分には問題ないと考えられています。
鰹節は栄養価が高い一方で、リンやナトリウムも多いため、腎臓病や腎不全の犬に与えるのは避けた方が安心です。
一方、かつおだしは鰹節よりもリンやカリウムが溶け出して減っているため、腎臓への負担が軽くなるうえに、水分も一緒に摂れるので脱水予防にもつながります。
ただし、病気が進んで末期の状態になると、どんな食材のトッピングであっても制限されることが一般的です。
「うちの子にかつおだしを与えても大丈夫かな?」と迷ったら、まずは獣医師に相談することをおすすめします。
- 初期〜中期(ステージ1〜2程度)
- 療法食に「かつおだし」を加えることが許可されるケースが多いです。香りづけや食欲増進の効果が期待できるため「療法食を食べてくれない」という悩みを和らげる手段になります。
- 中期〜やや進行(ステージ3程度)
- 検査結果次第で「かつおだし」を加えることが許可されるケースがあります。腎臓病の犬は尿を十分に排泄できず脱水気味になりやすいため、水分を摂れる「かつおだし」はプラスに働く場合があります。
- 末期(ステージ4)
- 少量であっても食材の追加は制限されるケースが多いです。腎機能が大きく低下しているため、与える前には必ず獣医師に確認しましょう。
犬に鰹節やかつおだしを与えるとどうなる?期待できるメリット
健康な犬にとって、鰹節やかつおだしは「香り豊かで食欲を刺激してくれる食材」です。
普段のドッグフードに少しトッピングするだけで、ふんわりとした香りが立ち、食欲が落ちているときでも「ごはんを食べたい!」という気持ちを引き出してくれることがあります。
さらに、かつおだしを使うことで水分を自然に摂取できる点もメリットです。
ドライフードだけでは水分が不足しがちですが、かつおだしをスープのようにかけることで食事から水分をとれるようになり、脱水や尿路結石の予防にもつながると考えられています。
このように、健康な犬にとって鰹節やかつおだしは食欲増進と水分補給のサポートになる食材です。
腎臓病・腎不全の犬にかつおだしを与えるメリットと安心できる理由
一つ前の章では、健康な犬に鰹節やかつおだしを与えたときのメリットを紹介しました。
では、腎臓病や腎不全と診断された犬にとってはどうなのでしょうか?
実は「かつおだし」は、腎臓病や腎不全の犬にとっても工夫次第で安心して使える食材のひとつです。
ここでは、腎臓病・腎不全の犬に「かつおだし」を取り入れることで期待できるメリットを詳しく解説していきます。
腎臓病・腎不全の犬に試したい!かつおだしの香りで食欲アップ
腎臓病や腎不全の犬は、体調の変化や薬の影響で食欲が落ちやすくなります。
そんなときに役立つのが「かつおだし」です。
犬は人間よりも嗅覚が優れているため「かつおだし」の香りが良い刺激となり、療法食を口にしてくれるきっかけになります。
「かつおだし」は風味も豊かなので、少量をかけるだけでも食いつきが改善するケースは少なくありません。
腎臓ケアの隠れた味方|かつおだしで美味しく水分補給
腎臓病が進行すると、尿を作る機能が弱まり、体に老廃物が溜まりやすくなります。
そのため、治療の基本として「水分をしっかり摂ること」がとても重要です。
ところが、十分な量の水を自発的に飲んでくれない犬も少なくありません。
そんなときに役立つのが、かつおだしをスープのようにして与える方法です。
療法食に少しかけてあげるだけで香りが立ち、自然に水分を摂取することができるようになるため、腎臓ケアのサポートにはぴったりの方法です。
何故かつおだしは腎臓にやさしい?リンとカリウムが少ない理由
鰹節そのものをトッピングすると、リンやカリウムなど腎臓病で制限すべき栄養素を余分に摂ってしまう心配があります。
しかし、「かつおだし」にするとリンやカリウムを含む栄養素の多くが水に溶け出します。
さらに、だしがらを取り除くことで摂取量を大きく減らせるため、腎臓の負担を抑えられるのです。



「鰹節」から「かつおだし」にするだけでそんなに栄養素って変わってくるの?



私もびっくりしたんだけど結構変わるんだよ!
「鰹節」と「かつおだし」ではどのくらい栄養素に変化があるのか比較表を用意してみたよ。
栄養素 | 鰹節/100gあたり | かつおだし/100gあたり |
---|---|---|
脂質 | 2.9g | 0g |
タンパク質 | 77.1g | 0.5g |
糖質 | 0.8g | 0g |
ナトリウム | 130mg | 21mg |
カリウム | 940mg | 32mg |
リン | 790mg | 18mg |
マグネシウム | 70mg | 3mg |
カルシウム | 28mg | 2mg |



うぉぉぉ!?
めっちゃ減るね!



この比較表を見て貰えれば、療法食に「かつおだし」をかけても安全だってことがわかってもらえるかと思います。
腎臓病・腎不全の犬にかつおだしは大丈夫?ステージ1の愛犬体験談
我が家の愛犬は現在、腎臓病のステージ1です。
発症がわかった2021年から「かつおだし」をごはんに取り入れてきましたが、これまで「かつおだし」が原因で病状が大きく悪化するようなことは一度も起きていません。
むしろ、なかなか食べてくれなかった療法食をスムーズに食べてくれるようになりました。
「かつおだし」の香りのおかげで食欲が戻り、水分もしっかり摂れるようになったのです。
その結果、腎臓病ステージ1の老犬にしては健康診断の数値が安定しており、獣医師からも「この年齢でこの結果はすごいですね」と驚かれるほどです。
この体験からも、かつおだしは「腎臓病の犬でも無理なく療法食を食べられるようにする工夫のひとつ」として役立っていると感じています。





ここ最近の検査では、年齢の影響もあって 「犬シスタチンC」 や 「UPC」が基準値から外れることもあります。
でも、次の定期健診では基準値に戻っていたりするので、体調による一時的な変化のようです。



しっかりごはんを食べているから健康診断もへっちゃら♪
おばあちゃん犬だけど、まだまだ頑張っちゃうぞ☆
腎臓病・腎不全の犬にかつおだしを与えるときの注意点
「かつおだし」は、腎臓病や腎不全の犬にとって工夫次第で安心して使えるサポート食材ですが、与え方を間違えると体に負担をかけてしまうこともあります。
ここでは、飼い主さんが知っておきたい注意点を4つ解説していきます。
腎臓病や腎不全の犬の適量は大さじ1杯程度が安心ライン
「かつおだし」は鰹節そのものに比べてリンやカリウムなどは減っていますが、完全にゼロになるわけではありません。
与えすぎると腎臓に負担をかけてしまうため、毎食大さじ1杯程度までに抑えておきましょう。
タンパク質 | ナトリウム | カリウム | リン |
---|---|---|---|
0.075g | 3.15mg | 4.8mg | 2.7mg |
大さじ1杯ほどの「かつおだし」であれば、含まれている栄養素はごくわずかです。
上記の表からも腎臓に与える影響はほぼないと安心していただけるかと思います。
水分補給の効果は期待できませんが、電子レンジで10秒ほど温めて香りを立たせてあげると、食欲を刺激されて療法食を食べてくれる可能性が上がります。
もし、獣医師からスープとして「かつおだし」を与えても問題ないと許可が出ている場合は、多めに与えることもできます。
この場合は、水分補給のサポートにもつながります。
腎臓病・腎不全が進行している場合は自己判断NG!必ず獣医師へ相談を
腎臓病や腎不全が末期(ステージ4)に進行すると、腎臓が本来の機能をほとんど果たせなくなり、体への負担が非常に大きくなります。
体内に老廃物や電解質が溜まりやすく、少しの食事内容の変化でも症状が悪化してしまうことがあります。
「かつおだし」に含まれるリンやカリウムといった成分は、出汁にすることで減ってはいるものの、完全にゼロになるわけではありません。
また、末期の犬は療法食の栄養バランスや薬の量、点滴や輸液での水分補給など、獣医師が細かく調整しています。
ここに飼い主さんの自己判断で「かつおだし」を加えてしまうと、リンやカリウムの摂取量が変わり、せっかく整えた食事や治療計画にズレが生じてしまうことがあります。
末期の犬に「かつおだし」を与える場合は、必ず獣医師に相談してから与えるようにしましょう。
人間用の鰹節でも大丈夫?犬に与えるときの安全な選び方
一口に「人間用の鰹節」といっても、種類によって犬に与えてよいものと避けた方がいいものがあります。
大丈夫な鰹節 | 避けるべき鰹節 |
---|---|
原材料が「かつお」だけの削り節 (花かつお、糸かつお等) | (踊り鰹節、ふりかけ用鰹節、味付削り節等) | 調味鰹節、市販の出汁パック、顆粒だし
まず安心して使えるのは、原材料が「かつお」だけの削り節です。
いわゆる「花かつお」や「糸かつお」などが代表的で、鰹を乾燥・発酵させただけのシンプルな鰹節です。
添加物や塩分は含まれていないため、出汁をとるために使うような普通の鰹節であれば、犬に与えても問題はありません。
一方で注意が必要なのが、調味鰹節やふりかけ用の小袋タイプです。
これらは人間向けに加工されていて、原材料表示を見ると「砂糖・塩・しょうゆ・調味料(アミノ酸等)」などが加えられていることがあります。
また、だしパックや顆粒だしも「食塩」「昆布エキス」「調味料」などが一緒に含まれていることが多く、犬に与えるのは不向きです。
これらの成分は腎臓病や腎不全を患っている犬にとっては大きなリスクになるので絶対に避けるべきですが、健康な犬であっても負担がかかるので与えないほうが安全です。



スーパーで購入する際は、裏面に記載されている「原材料表示」をよく見て購入するようにしましょう。



原材料が「かつお」だけなら私たちでも食べられるよ♪
逆に「しょうゆ、砂糖、食塩、調味料」って書かれているものは食べられないから気をつけてね。
ちなみに、最近は犬猫用の「無添加・減塩タイプの鰹節」も販売されています。
ペット用の鰹節は、塩分や余計な調味料が一切使われていないため、安心して与えられるのが特徴です。
\ 減塩タイプだから腎臓病・腎不全の犬でも安心!ペット用鰹節はこちら👇/



「マルトモ海幸倶楽部」のペット用鰹節は、減塩タイプもあるので、腎臓病・腎不全の犬にも安心して与えることができますよ♪
「かつおだし」はOKでも「だしがら」はNG!腎臓病・腎不全の犬に与えてはいけない理由
かつおだしをとったあとの「だしがら」は、人間なら炒め物やふりかけに再利用することもありますよね。
ですが、腎臓病や腎不全を患っている犬に与えるのはおすすめできません。
理由は、出汁をとったからといってリンやカリウムなどのミネラルがすべて抜けるわけではないからです。
むしろ「だしがら」には多くのミネラルが残っており、腎臓にとっては大きな負担になってしまいます。
「かつおだし」はミネラルが薄まっているため、腎臓への負担を抑えながら香りで食欲を刺激できるメリットがあります。
しかし、出汁をとった後の「だしがら」は多くのミネラルが残っているので、鰹節そのままを与えるのとほとんど変わらないリスクがあるということを覚えておいてください。
犬の腎臓に優しいかつおだしの簡単レシピと与え方のポイント
腎臓病や腎不全の犬に「かつおだし」を与えるときは、できるだけシンプルで体に優しい方法で作ることが大切です。
ここでは、実際に家庭でできる「かつおだし」の簡単なレシピと、与えるときのポイントをご紹介します。
- 計量カップ
- 鍋
- 茶こし
- キッチンペーパー:2分の1枚
- かつおだしを入れるカップ
- ラップ
- 水 200ml ※分量は必要量に応じて調整してください
- 鰹節 5g(人間用、犬用どちらでもOK)
水の量 | 鰹節 | 実際にとれるかつおだしの量 |
---|---|---|
1000ml | 30g | 約900~800ml |
500ml | 15g | 約450~300ml |
200ml | 5g | 約150~100ml |
- 5分






出汁をとったあとは、鰹節を絞らないようにするのがポイントです。絞ってしまうと、えぐみや雑味が出てしまい、犬にとっても食べにくい風味になってしまいます。


- 熱すぎると口の中を火傷してしまうことがあるので、人肌程度に冷ましてから与えてください。
- 「かつおだし」は傷みやすいので、冷蔵庫で保存する場合は2日以内に使い切るのが理想です。



冷蔵保存で2日って意外と日持ちしないんだな…
「かつおだし」は香りが飛びやすく、雑菌も繁殖しやすいので、基本的には冷蔵保存で1〜2日以内に使い切るのが安心とされています。
一方で、我が家では冷蔵庫で保存した「かつおだし」を3~4日ほど使ってもお腹を壊したことはありません。
健康状態が安定しているコや、冷蔵庫での保存環境(温度管理等)によっては問題なく与えられるケースもあります。



我が家の冷蔵庫は、一番低い「低」で温度設定しており、保管場所も庫内の奥のほうに入れて、開閉時の温度変化の影響をなるべく受けないように工夫しています。
ストックしておきたい場合は、製氷皿などに小分けして冷凍しておくのがおすすめです。
必要な分だけ取り出して解凍できるのでとても便利ですし、冷凍なら約3週間は風味を保ちながら安心して与えることができます。
腎臓病や腎不全の犬におすすめ!かつおだしの簡単アレンジレシピ3選
そのまま与えても美味しい「かつおだし」ですが、少し工夫を加えることで食べやすさや楽しさを広げることができます。
ここでは、犬の腎臓にも優しい簡単なアレンジ方法を3つご紹介します。
片栗粉で「とろみ」をつけて飲み込みやすいあんかけご飯風に
「かつおだし」に片栗粉を少量加えてとろみをつけると、嚥下機能が弱くなった老犬でも飲み込みやすくなり、誤嚥のリスクを減らすことができます。
ドライフードにかけてあげると、あんかけご飯のようになるので食べやすくなります。
「寒天ゼリー」にして低カロリーで安心の手作りおやつに
寒天を加えて固めれば、ぷるんとしたゼリー状のおやつになります。
スプーンで崩してドッグフードにトッピングしたり、おやつとして与えるのもおすすめです。
ただし、固める際にゼラチンは使わないようにしましょう。
ゼラチンの主成分であるコラーゲンはタンパク質の一種なので、腎臓病や腎不全の犬には負担になる可能性があるからです。
一方、寒天は食物繊維が主成分なので腎臓への負担が少なく、少量なら安心して取り入れられます。
「かつおだし氷」で水分補給&夏バテ対策
暑い時期は「かつおだし」を製氷皿に入れて凍らせれば、ひんやりとした「かつおだし氷」の完成です。
夏バテで食欲が落ちているときの気分転換にもなり、水分補給もサポートできるのでおすすめです。
ただし、与えすぎるとお腹を壊すことがあるため、量には注意が必要です。
また、氷が大きいと舌に張り付いたり喉に詰まる危険があるため、必ずアイスピックなどで犬が食べやすい大きさに砕いてから与えてください。
かつおだしNGのときは?腎臓病・腎不全の犬に安心して試せるトッピング2選
腎臓病が進行し末期(ステージ4)の段階になると、少量の「かつおだし」であっても獣医師から「トッピングは控えてください」と止められることがあります。
一般的によく紹介される「ぬるま湯でふやかす」「少し温める」といった方法を試してみたけれど「結局食べてくれなかった」という声も少なくありません。
そこで、この章では上記以外の対処法を2つご紹介します。
鰹節やジャーキーで香りづけして食欲UPを狙う!
鰹節や「かつおだし」そのものを与えることはできなくても、香りだけを活かす方法があります。
やり方は簡単で、お茶パックに鰹節や犬用のおやつ(お肉やお魚のフリーズドライ、乾燥ジャーキーなど香りが強いもの)を入れ、それをドッグフードの袋の中に一緒に入れて保存します。
こうすることで、ドッグフードに良い香りがつくので、「あれ?ちょっと美味しそうかも」と食欲が湧く犬もいます。
香りづけなので栄養素への影響はほとんどありませんし、直接トッピングするのが不安な方でも安心して試せる方法です。
お茶パックや出汁パックは100均やスーパー、ネット通販で手軽に入手できるのでお手軽に試せる方法です。
ウェットタイプの腎臓ケア療法食を少量混ぜて食欲と水分補給をサポート!
ドライタイプの療法食はどうしても味が薄く、嗜好性が低めです。
そこで、ウェットタイプの腎臓ケア療法食を少量トッピングする方法もおすすめです。
ウェットフードはドライフードより香りや味がしっかりしているため、嗜好性が高いのが特徴です。
食欲を刺激しやすく、さらに水分も一緒に摂れるので腎臓ケアにもつながります。
トッピングとして少しだけ混ぜるならコストも抑えられるので、「食べてくれない」ストレスを考えると十分に試す価値があります。



私おすすめの商品や、実際に食べさせてみた実食レビューはこちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてみてください。
まとめ|かつおだしを活用して腎臓病・腎不全の犬の食事をサポートしよう
腎臓病や腎不全の犬にとって、毎日の食事は病気の進行を左右する大切なポイントです。
「犬に鰹節やかつおだしを与えても大丈夫?」と不安に思う方は多いと思います。
結論からいえば、病気の進行度や体調によっては少量であれば活用できる場合もあります。
特に「かつおだし」は、鰹節そのものに比べてリンやカリウムなどのミネラルが大幅に減っているため、腎臓への負担を抑えられるのが大きな特徴です。
水分も一緒に摂れるので、腎臓ケアで重要な水分補給のサポートにもなります。
私自身も、愛犬が腎嚢胞と診断されて療法食を与え始めたとき、まったく食べてくれずに途方に暮れた経験があります。
「長生きしてほしいけれど、美味しくないごはんを毎日食べさせるのはかわいそう」という葛藤は、多くの飼い主さんが抱える悩みではないでしょうか。
だからこそ、私は「病気の進行を抑えること」と「生活の質(QOL)を守ること」の両立が大切だと強く感じています。
その折衷案の一つとしてたどり着いたのが、療法食に「かつおだし」を加える方法でした。
もちろんすべての犬に最適な方法とは言えませんが、「食べてくれない」という壁に直面したとき、「かつおだし」は解決のきっかけになる可能性があります。
この方法が、腎臓病や腎不全と向き合っている犬や飼い主さんの参考になれば幸いです。
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