「愛犬が腎嚢胞と診断されてしまった。治療法や食事療法について知りたい」
「病院で貰った腎臓病療法食を食べてくれない。おすすめのドッグフードを教えてほしい」
「愛犬が腎嚢胞と診断された飼い主さんの闘病記を参考にしたい」
はじめまして。
愛犬ちょちょの「腎嚢胞」を悪化させないために日々奮闘している飼い主りあです。
「腎嚢胞」を患ってしまったちょちょです。
主人がいろんな対策をとってくれているおかげで、今のところ経過は良好だよ♪
皆さんは「犬の腎嚢胞」という病気をご存知でしょうか?
犬の長寿化に伴い罹患率がじわじわと上がってきている病気です。
しかもこの腎嚢胞、他の腎臓病と同様に病気を発症していても無症状の場合が多く、症状や検査結果に異常が出る頃には、かなり進行してしまっている場合も少なくないとても怖い病気なのです。
- 犬の腎嚢胞の原因・症状・診断方法・治療法・治療期間
- 腎嚢胞の犬におすすめの食事療法5選
- ネット通販でも購入できる腎嚢胞の犬におすすめの腎臓病療法食7選
- 【実体験】腎嚢胞の早期発見から対策方法まとめ
犬の腎嚢胞ってどんな病気?
犬の腎嚢胞とは、片方あるいは両方の腎臓に嚢胞(嚢胞液という液体が詰まっている袋)ができる病気です。
基本的に無症状であるため健康診断等で偶然見つかることが多いです。
腎嚢胞は犬に限らず人間でも発症することがあり、無症状であれば三ヶ月から半年に一回、画像診断による経過観察を行っていけば大丈夫です。
しかし、腎嚢胞が大きくなってきたり、数が増えてくると、腎臓機能の低下・多発性嚢胞腎・慢性腎不全・腎臓がんへ進行する恐れがあり、まさに「サイレントキラー」のような油断ならない病気です。
自覚症状が出る頃にはもう手の施しようがない…なんてことも珍しくないとっても怖い病気なんだよ
そうならないためにもしっかりと定期健診を受けて早期発見に繋げることが重要になってくる病気です。
犬の腎嚢胞の中身は何?
犬の腎嚢胞の中身は個体や症状によって異なるため一概には言えません。
確定診断をするためには生検をおこない、内容物を採取する必要があります。
犬の腎嚢胞の中身は血液がろ過された成分(尿素・クレアチニン・電解質など)とほぼ同じ成分であることが多いです。
ですが、嚢胞の中が以下のような状態になっていた場合は、感染症を引き起こしていたり、悪性腫瘍の可能性があるため早急に精密検査を受ける必要があります。
- 炎症細胞が確認された
- 血液が確認された
- 嚢胞の一部が石灰化しているのが確認された
犬の腎嚢胞の診断方法
犬の腎嚢胞は、超音波検査・CT検査・MRI検査などの画像診断で簡単に診断できます。
画像診断から、腎臓内にある腫瘤が腎嚢胞か腫瘍性のものかを判別することもある程度可能です。
犬の腎嚢胞の症状
犬の腎嚢胞は健康診断などで偶然発見されることが多く、症状が現れることは稀です。
故に以下のような症状がある場合は、腎臓機能の低下・多発性嚢胞腎・慢性腎不全・腎臓がんを発症している可能性があるため、すぐに獣医師の診察を受けてください。
- 多尿
- 頻尿
- 食欲不振
- 嘔吐
- 下痢
- 急にお腹が張りだす
- 痛みを堪えるように目を細めながらブルブルと震える
犬の腎嚢胞の治療法
犬の腎嚢胞は、無症状であれば三ヶ月から半年に一回、画像診断による経過観察を行っていくのみとなります。
感染症による発熱などの症状がでている場合や、嚢胞による圧迫で腎機能に異常がでている場合は、嚢胞内の液体を注射器で吸引・減量する処置を行うこともあります。
完治させるためには手術によって嚢胞を切除する必要がありますが、腎臓は血管が非常多い臓器のため、出血多量などハイリスクな手術となることを覚悟しなければなりません。
また、手術が成功したとしても嚢胞形成を食い止める根本的な治療にはなりませんので、再発の可能性も充分にあり得ます。
そのため、腎嚢胞の治療は療法食による食事管理を行い、腎臓にかかる負担を軽減しながら病気の進行を抑える対処療法が主流となります。
犬の腎嚢胞の治療期間
犬の腎嚢胞の治療期間は、犬の状態や治療法によって異なります。
手術を選択した場合の治療期間は、一般的には数週間から二ヶ月程で回復することが多いようです。
ただし、術後に合併症を引き起こし、犬の状態が悪化した場合は回復に時間がかかることもあります。
療法食による治療を選択した場合の治療期間は、症状によって数週間から生涯に渡る治療が必要となるなど様々です。
腎嚢胞の犬におすすめの食事療法5選
犬が腎嚢胞と診断された場合は、腎臓病の食事療法を元に対策する必要があります。
腎臓病は病気の進行度によって食事療法の方法が大きく変わります。必ず獣医師と相談しながら治療をおこなってください。
ここでは犬の腎臓病のあらゆる病態・ステージにおいて、共通して鍵となる「食事療法の5つのポイント」をご紹介します。
タンパク質を制限する
腎臓にはタンパク質を分解することで老廃物を排出するという重要な役割があります。
腎嚢胞により腎臓の機能が低下している場合、タンパク質の代謝が困難になってしまうため、タンパク質の摂取量を減らす必要があります。
ただし、タンパク質を減らしすぎると筋力低下を招き低栄養状態となってしまうだけではなく、免疫力まで落ちてしまいます。
そのため、腎臓病の犬でも最低限のタンパク質を補うことは必要です。
市販の療法食ドッグフードでは、粗タンパク質量14~20%のものを選ぶことが推奨されています。
リンを制限する
腎臓にはリンを分解し排出するという役割もあります。
腎嚢胞により腎臓の機能が低下している場合、リンの排出が困難になってしまうため、排出しきれなかったリンが腎臓に負担をかけてしまいます。
そのため、リンの摂取量を減らし、腎臓への負担を軽減する必要があります。
市販の療法食ドッグフードでは、リンの含有量が0.2~0.5%のものを選ぶことが推奨されています。
ナトリウムを制限する
腎臓にはナトリウムを排出するという役割もあります。
腎嚢胞により腎臓の機能が低下している場合、ナトリウムの排出が困難になってしまうため、排出しきれなかったナトリウムが腎臓に負担をかけ、血圧が上がることによってさらなる負担をかけてしまう可能性があります。
そのため、ナトリウムの摂取量を減らし、腎臓への負担を軽減する必要があります。
市販の療法食ドッグフードでは、ナトリウム含量が0.3%以下のものを選ぶことが推奨されています。
必須脂肪酸(必須アミノ酸)の補給
腎嚢胞により腎臓の機能が低下している場合、毛細血管の炎症によって腎臓の「ろ過機能」が低下する可能性があります。
必須脂肪酸(必須アミノ酸)の「オメガ3脂肪酸」「オメガ6脂肪酸」は、腎臓を構成するネフロンという組織の、毛細血管の炎症を緩和するといわれている栄養素です。
市販の療法食ドッグフードでは、オメガ3脂肪酸を0.4%以上、オメガ6:オメガ3の比率を1:1~7:1に調整したものを選ぶことが推奨されています。
水分の補給
腎嚢胞により腎臓の機能が低下している場合、必要な水分を体内に残すことができず、尿として多量の水分を失い脱水症状に陥る危険性があります。
そのため、犬がいつでも自由に水を飲むことができるように環境を整える必要があります。
腎嚢胞の犬におすすめ!ネット通販でも購入できる療法食ドッグフード7選
腎嚢胞を発症した犬にとって食事管理は非常に重要です。
しかし、
- 動物病院で処方された療法食を食べてくれない
- 動物病院でしか購入できないフードは使い勝手が悪い
とお困りの飼い主さんも多いのではないでしょうか?
そんな飼い主さん達のために、ネット通販でも購入できる腎臓病療法食のドッグフードをいくつかご紹介します♪
ちょちょもそうでしたが、動物病院で処方された療法食を食べてくれなくても、他の療法食に変えれば食べてくれる可能性は充分あります。
なお、ここでは動物病院でよく処方される「ロイヤルカナン」と「ヒルズ」の商品は除外させていただきます。
そもそもこの2社のドッグフードを食べてくれるなら、わざわざ他の療法食を探す必要は無いってくらいどこの動物病院でも取り扱っていますからね…
和漢みらいのドッグフード 腎臓用
<公式サイト>
<楽天市場>
和漢みらいのドッグフード 腎臓用は、自然の森製薬(株)の療法食です。
この療法食ドッグフードの特徴は、「89種類の和漢植物」を原材料に加えているところです。
また、第1主原料が「生肉(鹿,魚)」となっており、犬の消化吸収に配慮された良質なドッグフードであることがうかがえます。
他の療法食には無いこだわりが多いため、価格は高めの部類になります。
第1主原料が生肉なので、他の療法食ドッグフードよりタンパク質が18.1%と高めです。
心配な方は獣医さんに相談してから与えてみてください。
楽天市場からも購入できますが、公式サイトから定期購入をすると、19~38%OFF(1袋あたり3,000円程)で購入できるので、費用を抑えたい方や日頃楽天をあまり利用しない方は、公式サイトから購入するほうがお得です。
定期購入はいつでも解約・休止可能なのでご安心ください♪
インテグラプロテクト 腎臓ケア
<ドライフード>
<ウェットフード>
インテグラプロテクト 腎臓ケアは、アニモンダの療法食です。
この療法食ドッグフードの特徴は、タンパク質・リン・ナトリウムの値が低めに抑えられているので、腎臓病が進行してしまった犬にも安心して食べさせることができます。
更にドライフードは「グルテンフリー(小麦不使用)」、ウェットフードは「グレインフリー(穀物不使用)」となっており、アレルギーにも配慮された良質なドッグフードです。
しかもウェットフードには「鶏」「豚」「牛」と3つの味が用意されているから、ローテーションして食べさせれば、愛犬が飽きて食べなくなっちゃう心配も無し☆
ちょちょも時々食べているけれど、療法食のくせに結構美味しいんだよ(小声)
ウェットフードは1個から販売していますので、上記リンクからホームページに飛んでいただき、ページ上の検索窓に商品名を入力していただければ購入できますよ♪
ケア サノN (腎臓ケア)・VET リーナル (腎臓ケア)
<公式サイト>
<ケア サノN (腎臓ケア)>
<VET リーナル (腎臓ケア)>
ケア サノN (腎臓ケア)・VET リーナル (腎臓ケア)は、HAPPY DOGの療法食です。
どちらも腎臓ケアの療法食ドッグフードですが、商品の特徴に違いがあるので下記の表で簡単に解説します。
最大の違いはハーブが使用されているか・いないかになります。
VETリーナルで使用されているハーブは、血液を浄化し腎機能をサポートする作用があるとして古来より使用されているカンバ葉(バーチリーフ)やタンポポ他8種類のハーブを配合しています。
我が家では両方食べさせてみた結果、「ケア サノN」のほうが食いつきが良かったので、今も「ケア サノN」を与えています。
粒の大きさはどちらも直径12㎜以上あるので、そのままでは小型犬や老犬には少し食べずらいかもしれません。
我が家では綿棒で砕いてから与えています。
公式サイトでは、ケア サノN・VET リーナルのお試しサイズ(80g)や、VET リーナルのウェットフードも販売しています♪
<公式サイト>直下のバナーをクリックしていただければ、公式サイトへ繋がるようになっています♪
Dr.宿南のキセキのごはん 腎臓の健康サポート
Dr.宿南のキセキのごはん 腎臓の健康サポートは、宿南獣医師が開発した療法食です。
この療法食ドッグフードの特徴は、第1主原料が「鹿肉」、第2主原料が「牛肉」となっており、犬の消化吸収や素材にこだわった良質なドッグフードであることがうかがえます。
第1主原料が生肉なので、他の療法食ドッグフードよりタンパク質が18%と高めです。
心配な方は獣医さんに相談してから与えてみてください。
楽天市場では送料無料でお試しサイズも販売していますので、上記リンクからホームページに飛んでいただき、ページ上の「腎臓の健康サポート 528円~」というところをクリックしていただければ購入できますよ♪
定期購入をすると10%OFF(約500円引き)で購入できるので、愛犬が気に入ってくれて与え続ける場合は定期購入がお得です。
キドニア
<ドライフード>
<ウェットフード>
キドニアは、ナチュラルハーベストシリーズの療法食です。
この療法食ドッグフードの特徴は、腎臓ケアだけではなく、お腹の善玉菌を増やすプロバイオティクスや、老廃物の排出を助けるゼオライト・キチンキトサンも配合し、腸内環境にも配慮しているところです。
ウェットタイプの「やさしいごはん 腎臓ケア」は、他のメーカーから出ているウェットフードとは違い、ペーストタイプとなっているため、嚥下機能が低下している犬にも食べさせやすくなっています。
ドライ・ウェット共にお試しサイズも販売していますので、上記リンクからホームページに飛んでいただき、ページ上の検索窓に商品名を入力していただければ購入できますよ♪
リナール アクティブ 腎臓ケア
リナール アクティブ 腎臓ケアは、FORZA10の療法食です。
この療法食ドッグフードの特徴は、2種類の粒のうちハート型の粒(AFS粒)に植物成分(フィトケミカル)という「抗酸化成分」が豊富に含まれているところです。
他の腎臓病療法食と比較すると、タンパク質・リン・ナトリウムがかなり低く調整されていますので、厳しい食事制限が必要な犬にも食べさせることができます。
100gのお試しサイズも販売していますので、上記リンクからホームページに飛んでいただき、ページ上の検索窓に商品名を入力していただければ購入できますよ♪
キドニーキープ
キドニーキープは、日清ペットフードの療法食です。
この療法食ドッグフードの特徴は、3㎏サイズは最初から「1.5㎏×2袋」に小分けされており、脱酸素剤まで入っています。
まとめ買いをしても鮮度の高い状態で食べさせることができる、飼い主さんのお財布事情にも考慮した良心的な商品です。
他の療法食ドッグフードよりタンパク質が18%と高めです。
心配な方は獣医さんに相談してから与えてみてください。
愛犬が腎嚢胞と診断されて私が行った対策【闘病記】
我が家の愛犬は、2021年10月の健康診断でCT検査を実施したところ「腎嚢胞」が発見されました。
ちょちょを保護してから7年経ち、そろそろシニア向けの健康診断メニューに切り替えてしっかり診てもらおうと思った矢先の出来事でした。
ここに至るまで毎年、視診・触診・聴診・尿検査・血液検査という一般的な健康診断は受けており、特に異常も無かったので当時はとてもびっくりしたと同時に、
何で!?どうして!?
腎臓の病気なんて…もうちょちょと長くは一緒に居られないの?
とパニックになってしまいました。
獣医師からは、より詳細に腎機能を検査できる「シスタチンC」という項目を追加して再度血液検査をしてみようと提案され、その日のうちに再検査を受けました。
ちなみにこの時受けた最初の健康診断の血液検査・尿検査の結果も共に「異状なし」だったんだよね~
再検査の結果「シスタチンC」の値も正常の範囲内で、今すぐどうこうなることは無いと獣医師から説明を受けましたが、それでも不安だった私は腎臓のエコー検査もお願いしました。
エコー検査の画像には、片方の腎臓に直径3cmほどの嚢胞が1つ映しだされており、獣医師からは、
- 嚢胞の中身は液体なので悪性腫瘍の心配は今のところ必要ない。
- 嚢胞もそれほど大きくなく、片側に1つしか出来ていないため、今すぐ腎機能が低下するようなことはない。
- 嚢胞が出来ている場所も尿管や腎動脈・腎静脈から離れているため、肥大してこない限りは腎機能障害をおこす心配はない。
と診察していただき、ようやく少し安心出来ました。
獣医師から今後の治療方針として、
- 3ヶ月~半年に一回、腎臓のエコー検査を実施し、定期的に健診を受けること
- 悪化を防ぐためにお水は沢山飲めるようにしておくこと
を提案されました。
再検査の結果が出るまでの間、不安に駆られて色々調べていたこの時の私には「腎臓の病気=療法食」という図式が出来上がっていたため、食事療法はしなくても大丈夫なのか?と獣医師に質問しました。
獣医師からは現段階では食事療法は必要ないですよ。
と言われその日は帰されましたが、
自然に消えて無くなるものじゃないしこれ以上悪化させたくない!
と思った私はこの日からネットで情報収集を開始。
そうして自分なりに考え抜いた対策ををまとめて後日獣医師に提案したところ、無事に許可がでたので、我が家では以下の対策を実施しています。
我が家の愛犬の場合、現段階では療法食に切り替える必要は無かったのですが、少しでも腎臓の負担を減らしたいと思った私は思い切って腎臓病療法食に切り替えることにしました。
ですが、その場合本来必要なタンパク質が不足してしまうため、療法食にトッピングとして「鱈」を追加することでタンパク質を補うことにしました。
鱈は、低脂質で良質なタンパク質を含んでいるだけではなく、腎臓病の犬に必要な必須アミノ酸や、抗酸化作用のあるビタミンE、タンパク質代謝を助けるビタミンB12やナイアシン、利尿作用のあるカリウムなども含まれており、我が家の愛犬にとってはまさにうってつけの食材です。
詳しくはこちらの記事でお話しています。興味がありましたら読んでみてください♪
情報収集をしているときに「ペット用水素水」による予防・治療方法を見つけました。
本当に効果があるのかどうか半信半疑でしたが、飲ませても害になるようなことは無いことと、実際の医療現場でも使われていることを確認できたので、試しに飲ませてみることにしました。
ペット用水素水の効果については、こちらの記事でお話しています。興味がありましたら読んでみてください♪
提案の際かかりつけの獣医師に、
ぶっちゃけ「ペット用水素水」ってどうなんですかね?
と聞いてみたところ、
現代の医学ではまだ効果が実証されていないから「効果がある」とは言えないが、害がないのは事実だし、水分補給の目的は果たせるから試しに飲ませてみる分にはいいと思う。
との返答をいただきました。
このペット用水素水、別の病気の治療で思わぬ効果を発揮してくれました♪
気になる方はこちらの記事も是非読んでみてくださいね♪
これは獣医師からおすすめされた対策になります。
おすすめされた「アンチノールプラス」というサプリメントは、犬の関節・皮膚・心血管・腎臓・神経認知機能など全身の健康を守るために開発されたサプリメントになります。
愛犬はてんかんを患っていることもあり、腎臓以外にも全身の健康をまるっとサポートしてくれるサプリメントならお手軽だし、他の飼い主さんからの評判も良いということなので、試しに飲ませてみることにしました。
⇒犬用アンチノールプラスを試してみる我が家ではこれらの対策に加え、半年に一回の定期健診を行っています。
主人が考えてくれた対策のおかげなのかは知らんけど、今のところちょちょの「腎嚢胞」は大きさ・個数共に変化は無く、経過は良好だよ♪
犬の腎嚢胞Q&A
ここでは、ネットでよく見かける犬の腎嚢胞に関する質問についてお答えしていきます。
犬の腎嚢胞の原因は?
犬の腎嚢胞の原因はまだ解明されていません。
現代の獣医学では、遺伝的な要因(先天性疾患)・加齢・炎症・感染症などが関係していると考えられています。
犬の腎嚢胞は予防できる?
犬の腎嚢胞は原因が解明されていないため、予防が難しい病気です。
一般的な健康管理(適切な食事・適度な運動)に加え、定期的に健康診断を受けることが最大の予防法となります。
犬が腎嚢胞を患った場合、完治させる方法はある?
犬の腎嚢胞は、手術で嚢胞を摘出することで完治する場合もあります。
ただし、手術を行ったとしても、嚢胞形成を食い止める根本的な治療にはなりませんので、再発の可能性も充分にあり得ます。
犬の腎嚢胞は手術が必要な病気なの?
犬の腎嚢胞は、無症状もしくは症状が軽いうちは食事療法などで管理することができます。
重症の場合や症状が進行している場合には手術が必要となることもあります。
腎嚢胞の犬に与えてもいい食材は?
腎嚢胞の犬に与えてもいい食材は、低リンのタンパク質源、消化しやすい繊維質、水分が多く含まれた食品です。
ただし、腎臓の病気は進行度によって食事療法の内容ががらりと変わってしまう大変難しい病気なので、必ず獣医師に相談をしてから食べさせてください。
- 卵(白身)
- レバー
- タラ
- イワシ
- サバ
- 豆腐(絹ごし)
- おから
- かぼちゃ
- さつまいも
- 小松菜
- ニンジン
ちなみに、リンやカリウムは水に溶ける性質があるので、これらの食材を使用する場合は、しっかり湯でこぼしてから与えるようにすれば、摂取量を減らすことができますよ。
まとめ:「定期健診」と「療法食」による対策をとりながら腎嚢胞と上手く付き合っていこう
犬の腎嚢胞は、嚢胞の数・大きさ・出来た場所により症状が大きく変わる病気ですが、無症状のうちに発見できれば食事療法などで病気の進行を遅らせることができます。
私たち飼い主は、日頃から健康管理に気をつけると共に、愛犬がシニア期に入ってからは健康診断の回数を半年に一回に増やし、血液検査に「シスタチンC」の項目を追加するか、画像検査で腎臓を診てもらうなどの対策をしっかりとりながら、腎嚢胞と上手く付き合っていきましょう。